第5回日本−ASEAN医学セミナー ”Human Health Impact of Heavy Metals”

2021年5月29日開催

2021年5月29日に、第5回日本−ASEAN医学セミナー ”Human Health Impact of Heavy Metals”を開催しました。

今回はインドネシア・ムスリム大学公衆衛生学部のDr.Hasriwiani Habo Abbasをお招きし、「Mercury Exposure from Illegal Skin-Lightening Cosmetic Products in ASEAN Countries and Related Health Problems」と題した講演をしていただきました。

水銀を含む違法な美白化粧品が世界中の化粧品ユーザーの間で高い人気を博していますが、使用を続けることで知らず知らずの間にユーザーが水銀暴露している現実やそれに伴う健康被害への関心を高めることを主なテーマとし講演されました。併せて、インドネシア・南スラウェシ州マカッサルで美白化粧品を使用する学生と妊娠中の母親の水銀暴露と健康被害」についての研究結果も報告され、問題の重要性を実際のデータから分かりやすくご説明いただきました。

オンラインセミナーの参加者数は約220名、インドネシア、ミャンマー、日本、エクアドル、シンガポール各国からの参加がありました。

セミナー後のアンケートでは、違法美白化粧品の危険性に対する価値観の変化や、水銀ゼロ社会ネットワーク(MFSN)への参加希望などについて多くの意見が寄せられました。