第6回日本−ASEAN医学セミナー ”Human Health Impact of Heavy Metals”

2021年6月29日開催

2021年6月29日に、第6回日本−ASEAN医学セミナー ”Human Health Impact of Heavy Metals”を開催しました。

今回は、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科・疫学・衛生学分野の頼藤貴志教授をお招きし「Minamata Disease – an Epidemiological Perspective」と題した講演をしていただきました。

講演では、1)水俣病の原因、2)水俣病の健康被害、3)診断基準、4)胎児へのメチル水銀曝露の影響、5)先天性水俣病、6)認定問題、7)成人先天性水俣病患者への支援、8)メチル水銀曝露量が低~中程度の患者への支援など、現在解決されていない問題についてご説明いただきました。

オンラインセミナーの参加者数は約380名(パネリストを除く)で、インドネシア、ミャンマー、ラオス、シンガポール、カンボジア、ベトナム、インド、タイ、レソト、スロバキア、日本、エクアドルからの参加がありました。

セミナー後のアンケートでは、水銀の危険性に対する価値観の変化や、水銀ゼロ社会ネットワーク(MFSN)への参加希望などについて多くの意見が寄せられました。